課題解決事例007 M株式会社 総務部

外光を十分に取り入れた開放感のあるオフィスも、空調効率に懸念が… 光の拡散に効果のある調光ガラスで空調も効率化!

検討の背景とは

電子部品の製造販売を行うM株式会社では、人的資本経営を推進するためにオフィスの移転を検討することとなった。

総務部長のK氏はこれまで少し手狭で閉塞感のあったオフィスから、社員がイキイキと働けるように開放感があり、外光を十分に取り入れて働きやすいオフィス空間を作ろうと意気込んでいた。

外光を取り入れた開放感のあるオフィス設計をおこなうも、役員から直近のオフィス経費の問題を指摘されてしまい…

M社では社員が働きやすい環境を作るために、オフィスのスペースは従来よりも余裕を持ち、外光も十分に取り入れられるように開放感のあるレイアウトを採用しました。また、外光が入る場所に、社員のコミュニケーションスペースや、少し意識を変えて業務に取り組める執務スペースを設けることで、社員が明るくイキイキと働ける環境を目指したデザインが進行していました。

free_image21
「別のプロジェクトで健康経営の取得に関しても取り組んでおり、日光を感じながら働けるオフィス環境を整えることは、間接的には社員の心身の健康にも良い影響があると考えておりました。」(M社総務部長 K氏)

しかし、デザインが進行するにあたり、役員の1人から直近のオフィス経費の増大について指摘が入り、今回のように外光を多く取り入れるレイアウトにすると空調のコントロールが非効率になり経費増にならないかと指摘を受けました。
また、窓ガラス付近のスペースについては、直射日光が強すぎて、想定以上に業務がしづらくならないかも懸念事項となりました。

free_image21
「確かに空調費含めオフィス経費については、年々厳しい状況におかれていることは認識していました。しかし、社員のことを考えると、これまでのオフィス環境とは異なる環境を用意することが、既存社員の働きがいや今後の採用環境でも必須だと感じていました。また、オフィス空間を最大限効率的に活用する上でも、窓ガラス周辺のスペースを有効的に活用したいと考えていました。」(K氏)

困った総務部長のK氏は、設計会社のデザイナーと緊急で会議を行うことにしました。

 

課題のポイント

 
  • 太陽光を十分に取り入れることで社員が働きやすいオフィス環境としたい
  • 空調を効率的に稼働させることで、オフィスコストの増大を避けたい
  • 必要最低限以上に、社員が手動で空調や電気の調整をすることは、社員の働き方に逆効果なので避けたい