課題解決事例008 X設計事務所

ヨーロッパのデザインを取り入れたいが対応できる企業が見つからず… 製造工程の各企業と連携できる日石硝子工業の合わせガラスで解決!

検討の背景とは

複合商業施設などの大型物件を中心に設計・デザインを行うX設計事務所では、コンベンションホールなどを含む複合施設の施設デザインを担当していた。
国内外から多数の来場者を見込む当物件では、日本的なデザインに加えてヨーロッパのデザインを取り入れた設計を検討しており、施設のエントランス部分のデザイン性についての試行錯誤が続いていた。

ヨーロッパで活用されているメタルメッシュの合わせガラスを用いたデザインを行うも、製造対応ができる企業が国内で見つからず…

X設計事務所が今回手掛ける複合施設は業界でも注目されている物件であり、デザインにおいてはまだあまり日本では採用されていない手法を取り入れたい意向がありました。
そこでデザイナーのM氏はヨーロッパで活用されているメタルメッシュの合わせガラスを取り入れたエントランスデザインを検討していました。

free_image21
「まだ日本ではあまり採用されていないメタルメッシュの合わせガラスをエントランス部分で使用することにより、これまでにない新鮮な雰囲気と、先進的でスタイリッシュなイメージの物件にしたいと考えておりました。」(X設計事務所 M氏)

しかし、デザインが固まったのはよいものの、日本ではまだあまり実績のない合わせガラスであり、製造できるガラスメーカー探しから始める必要がありました。
X設計事務所と取引のあるゼネコンに相談しても、すぐに対応可能な企業名が出てこなかったとのことです。

free_image21
「メタルメッシュの合わせガラスは、加圧の加減を間違えると挟み込んだ金網が変形してしまい、対応するのが非常に難しい合わせガラスでした。また、合わせガラスに挟み込む金網の種類の選定を行ったり、金網の洗浄を行う企業とのやり取りをしたり、思った以上に製造工程が多段階になっていることがわかりました。何社か知り合いの施工会社に話を持ちかけたものの、なかなか対応できるガラスメーカーがないとのことで、実現方法が大きな課題となりました。」(M氏)

困ったM氏は、合わせガラスメーカーを調査して行き着いた日石硝子工業に相談し、今回の設計ブランを説明することにしました。

 

課題のポイント

 
  • ヨーロッパで活用されているメタルメッシュの合わせガラスを取り入れたデザインとしたい
  • 合わせガラスにメタルメッシュを用いる際は、変形しないよう加圧の調整を行うのが困難で対応可能な企業を見つける必要がある
  • 金網メーカーや金網のクリーニング業者など、製造に多数の企業による対応が必要で各々にコンタクトを取るのが困難