課題解決事例012 N工務店‐個人宅設計
リノベーションで防犯対策の要望を受けるもシートに懸念が… 合わせガラスにすることでメンテナンス頻度も軽減して防犯強化を実現!
検討の背景とは
N工務店のプランナーOさんは、リノベーションの相談に来られたお客さまから防犯対策を追加してほしい旨の要望を受けていた。
お客さまのお住まいは住宅地にあるが、近年ニュースで報じられる犯罪手法の多様化で、ご自宅の防犯対策についても万全の対策でリノベーションを行い、家族が安心して住める自宅にしたいとのご要望であった。
防犯フィルムで対策を講じようとするも、メンテナンスの頻度や費用が気になると指摘されてしまい…
泥棒や空き巣が住宅に侵入するとき、一番狙われやすいのは窓です。警察庁によると、令和4年に発生した一戸建住宅の空き巣被害のうち、窓から侵入された割合は53.5%、玄関などの出入口から侵入された割合は21.3%でした[注1]。玄関ドアのピッキング対策をしたり、ツーロックにしたりする家庭も増えたことから、より侵入しやすい窓が狙われているのです。
また、空き巣が一戸建住宅に侵入する際の手段別割合は、無締り:51.2%についで、ガラス割り:30.7%となっており、窓ガラスの防犯対策は必要不可欠と考えられます。
[注1]警察庁 住まいる防犯110番 「手口で見る侵入犯罪の脅威」
しかし、リノベーションのプランについてお客さまに提案すると、シートを窓ガラスに上から貼るのでは、すぐに傷んで見栄えが悪くなり、定期的に張り替えの施工費がかかると困るので、別の方法を提示してほしいとの要望が入りました。
困ったプランナーのO氏は、今回窓ガラスの手配を依頼する予定であった日石硝子工業に相談を持ちかけることにしました。
課題のポイント
- 窓ガラスに防犯対策を取り入れたい
- 防犯フィルムでは劣化した際の見栄えが気になる
- 防犯フィルムではメンテナンス頻度や費用が懸念となる