課題解決事例013 T製薬メーカー - 研究所

研究者の働く環境改善を検討するも、光が入りすぎて研究環境が整わないと指摘が… 液晶調光ガラスで適切な光環境の調整が可能に!

検討の背景とは

T製薬メーカーでは研究所のリニューアル工事についてプロジェクトが立ち上がり、レイアウトやデザインの協議を進めていた。
今回のリニューアル工事では、研究者の働く環境を改善するために、外光を取り入れた開放感のある研究スペースを設ける案が出ており、プロジェクトメンバーの間ではこの案をメインに検討が進められていた。

開放感のある空間創りを進めるも、研究環境が整わないと指摘されてしまい…

これまでの研究スペースは、長時間いるには環境としてよくないのではないかという意見が出ておりました。今後の新たな創薬開発のためにイノベーティブな発想を促す上でも、研究室の環境整備については重要課題として検討を進めていました。

free_image21
「最近では社員の働き方の多様化や働く環境の整備については企業も重要視しており、どうしても出社して取り組まないといけない研究者のことを考えて、企業としてはより良い環境を提供しようという想いがおありでした。」(設計事務所S氏)

環境整備の上で、開放感のある研究スペースを作り、研究者の方には新たな発想が出来るような空間を提供しようとプランニングを進めておりましたが、実際に研究者の方を集めた場でコンセプトを提案すると、研究にとっては適切ではない環境との指摘が出てきました。

free_image21
「研究を行う上で、外光が入りすぎてはいけない場面もあり、その調整が必要とのことでした。ただ、カーテンやブラインドではホコリがたまるので、衛生面で気を使うのは生産性の観点からもよくないとの意見でした。」(S氏)

困った設計事務所デザイナーのS氏は、今回の施工を依頼する予定であった施工会社に相談を持ちかけることにしました。

 

課題のポイント

 
  • 研究者の働く環境を良くするために開放感のある空間を作りたい
  • 研究環境の整備のために、外光が入る量を調整できるようにしたい
  • 衛生環境を担保する必要があるため、カーテンやブラインドは使いたくない