課題解決事例001P大学附属病院 総務部
緊急時にも安全性が確保しやすい調光フィルムを選定したい…リバースモード?世界初の技術で難題のフィルム選定に光が見えた!
工事担当者の悩みとは
P大学附属病院で、総務部のOさんは検査室の工事計画を担当しているが、設計の打合せで苦戦していた。
設計会社とデザインは進行していたが、検査室のガラスに使用する調光フィルムの選定がどうしても決まらないのである。
緊急時の対応を考え液晶調光フィルムを検討したが、停電時には非透明になってしまう…
昨今、緊急時の対応やBCP(事業継続計画)の重要性が高まっていますが、病院の運営においては、常日頃から緊急時の対応を想定しておく必要があり、施設の設計にもその観点は欠かせません。
しかし、電源で透明・非透明を使い分けることが出来る液晶調光フィルムは、一般的に電源ON時には透明に、電源OFF時には非透明になるものでした。
これでは、停電などの緊急時に非透明になってしまい、室内を確認することが出来ません。
また、選定に時間を要していたこともあり、設計会社からも竣工時期が計画に間に合わない可能性があると急かされておりました。
そこでOさんは、以前に交流会で親交のあった他病院のスタッフに相談してみることにしました。
課題のポイント
- 医療現場では、停電時に透明になり、室内が見えるようにしたい
- 検討した液晶調光フィルムは、電源オフ(非通電)時に、「不透明」になる
- 検討を重ねてきた結果、竣工までの期間が迫ってきている