課題解決事例003 Q食品スーパー 店舗開発部

採算構造の見直しで店舗運営の軽費削減が必須…店舗の窓ガラスで経費削減!?断熱効果で光熱費が削減に!

店舗開発担当者の悩みとは

Q食品スーパーで、店舗開発担当のSさんは新規店舗の出店に関する設計打合せで難題に直面していた。

現在、全社一丸となって採算構造の改革に取り組んでいるQ社経営陣より、今回の新規店舗の設計で店舗経費を削減できる要素を取り入れろと指示が出ていたためである。

店舗運営の構造改革には人員体制の効率化に目が当たりがちだが、店舗造り自体から大きく見直しが必要となってきて…

人手不足や人件費の上昇、光熱費・原価の高騰など、小売店を取り巻く環境は日々厳しさを増している状況です。あらゆる方面で効率化を追求し、店舗の利益を確保していくことが求められるようになってきました。

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「ITツールの導入やシステムの刷新で運営効率を高めることのイメージはつきますし実際に進んでもいましたが、店舗設計自体に経費構造改革につながる要素を取り入れるように言われた時は、正直イメージがあまりつきませんでした。」(S氏)

まずSさんは店舗スタッフに現在の業務で無駄や削減出来ると思うものをヒアリングして回りました。

ただスタッフからあがってくる声には、「電気や水道もこまめに切っているし、冷暖房も強くしすぎないように調整しておりこれ以上削減するところが思い当たらない。」ということでした。

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「確かにスタッフは経費削減には十分意識が向いており、スタッフの力で経費削減するのは難しい。これ以上手間をかけさせては、逆に人員効率が悪くなってしまい逆効果になってしまうと感じました。」(S氏)

新店舗のオープン日が決定したため、いよいよ店舗設計に検討できる時間も締め切りが迫ってきました。

困ったSさんは、設計会社のデザイナーに抜本的な対策が行えないか相談してみることにしました。

 

課題のポイント

 
  • 店舗運営費用削減につながる店舗設計を取り入れたい
  • スタッフの手間をかける経費削減策は、これ以上の削減余地が少ない
  • これ以上手間を増やせば、人員効率が悪くなってしまい逆効果になる